RASISとは?情報システムにおける基本概念
RASIS(ラシス)とは、情報システムの品質や信頼性を評価するための5つの要素をまとめた概念です。
主にシステム設計、運用、情報セキュリティの分野で用いられ、
安定したITサービスを提供するための重要な指標とされています。
RASISはそれぞれの頭文字を取った略語で、
システムの安全性や継続性を多角的に評価できる点が特徴です。
RASISを構成する5つの要素
R:Reliability(信頼性)
信頼性とは、システムが故障せず正しく動作し続ける能力を指します。
障害の発生頻度が低く、安定して稼働することが求められます。
A:Availability(可用性)
可用性とは、必要なときにシステムを利用できる度合いです。
障害が発生しても短時間で復旧できることが重要視されます。
S:Serviceability(保守性)
保守性は、障害発生時に迅速に修復・保守できる能力を意味します。
運用負荷を下げ、システム停止時間を最小限に抑える役割を持ちます。
I:Integrity(完全性)
完全性とは、データが正確で改ざんされていない状態を保つことです。
誤操作や不正アクセスによるデータ破壊を防ぐために不可欠な要素です。
S:Security(安全性)
安全性は、不正アクセスや情報漏えいからシステムを守る能力を指します。
情報セキュリティ対策の中核となる考え方です。
RASISが重要とされる理由
現代の情報システムは、業務や社会インフラを支える存在となっています。
RASISの5要素を意識することで、障害に強く、安全で信頼できるシステムを構築できます。
特に可用性や安全性は、サービス停止や情報漏えいのリスクを低減するため、
企業の信頼性やブランド価値にも直結します。
情報セキュリティとの関係
RASISは情報セキュリティマネジメントにおいても重要な考え方です。
完全性(Integrity)と安全性(Security)は、
ISMSや各種セキュリティ規格とも密接に関連しています。
まとめ
RASISとは、信頼性・可用性・保守性・完全性・安全性の5要素からなる、
情報システムの品質評価指標です。
安定したシステム運用と情報セキュリティを実現するためには、
RASISをバランス良く満たす設計と運用が欠かせません。

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