LLC副層とは?データリンク層の重要な役割を解説
LLC副層(Logical Link Control:論理リンク制御)とは、
OSI参照モデルのデータリンク層(第2層)において定義されている副層の一つです。
データリンク層は通信を安定して行うための基盤となる層であり、
LLC副層は上位層とのインターフェースを担う重要な役割を持ちます。
データリンク層とLLC副層の位置付け
データリンク層は、一般的に以下の2つの副層に分けて考えられます。
- LLC副層(Logical Link Control)
- MAC副層(Media Access Control)
このうちLLC副層は、上位のネットワーク層と下位のMAC副層をつなぐ役割を果たします。
物理的な通信方式に依存せず、論理的な通信制御を提供する点が特徴です。
LLC副層の主な役割
LLC副層の主な役割は、以下の通りです。
- 上位層(ネットワーク層)とのインターフェース提供
- 通信相手の識別(SAP:Service Access Point)
- フロー制御や誤り制御(方式による)
これにより、IPなどのネットワーク層プロトコルは、
Ethernetや無線LANといった物理媒体の違いを意識せずに通信できます。
MAC副層との違い
LLC副層とMAC副層は混同されがちですが、役割は明確に異なります。
MAC副層は、媒体へのアクセス制御やMACアドレスによる識別を担当し、
物理的な通信方法に密接に関わります。
一方、LLC副層は論理的な制御を担当し、通信方式の違いを吸収します。
IEEE 802規格とLLC副層
LLC副層は、IEEE 802シリーズ規格において
IEEE 802.2として標準化されています。
Ethernet(802.3)や無線LAN(802.11)など、
多くのLAN技術で共通して利用される点が特徴です。
試験対策・学習ポイント
情報処理技術者試験では、
「データリンク層=LLC副層+MAC副層」という構成や、
LLC副層が上位層との橋渡しをする点が頻出です。
役割の違いを整理して覚えることが重要です。
まとめ
LLC副層は、データリンク層において論理的な通信制御を担い、
上位層とMAC副層をつなぐ重要な存在です。
ネットワークの基礎構造を理解するうえで、
欠かせない概念といえるでしょう。
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