ソフトウェア品目とは?意味・具体例・管理の重要性をわかりやすく解説
ソフトウェア品目とは、ソフトウェア開発や保守、構成管理の対象として
識別・管理される個々の成果物や要素のことを指します。
主にソースコードや設計書、仕様書、テスト結果などが該当し、
品質管理や変更管理を行ううえで欠かせない概念です。
ソフトウェア品目の基本的な考え方
ソフトウェア開発では、多数の成果物が工程ごとに作成されます。
それらを無秩序に管理すると、変更漏れや品質低下の原因となります。
そこで、管理対象となる成果物をソフトウェア品目として明確に定義し、
一元的に管理することが重要になります。
ソフトウェア品目は、構成管理(CM:Configuration Management)の中核をなす要素です。
ソフトウェア品目の具体例
ソフトウェア品目には、以下のような成果物が含まれます。
- 要件定義書、基本設計書、詳細設計書
- ソースコード、ライブラリ、設定ファイル
- テスト仕様書、テスト結果報告書
- マニュアル、運用手順書
これらは単体で管理される場合もあれば、
バージョンや構成単位としてまとめて管理される場合もあります。
ソフトウェア品目と構成管理の関係
ソフトウェア品目は、構成管理の対象として
識別、版管理、変更管理、状態管理が行われます。
変更が発生した場合、どの品目に影響が及ぶのかを明確にできるため、
トレーサビリティの確保にも役立ちます。
特に大規模開発や複数人での開発では、
ソフトウェア品目の適切な管理が品質と生産性を左右します。
標準規格との関係
ISO/IEC 12207やJIS X 0161などのソフトウェアライフサイクル関連規格では、
ソフトウェア品目の識別と管理が重要な活動として定義されています。
これにより、国際的にも共通した品質基準での開発が可能となります。
まとめ
ソフトウェア品目とは、ソフトウェア開発・保守において
管理対象となる成果物の単位を指します。
適切に定義・管理することで、
変更に強く品質の高いソフトウェア開発が実現できます。
情報処理技術者試験や実務の両方で重要な基本用語といえるでしょう。
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