アノードコモン型・カソードコモン型とは?LED表示回路の基本をわかりやすく解説
アノードコモン型・カソードコモン型は、LEDや7セグメントLED表示器で使われる代表的な接続方式です。電子回路や組込みシステムの基礎知識として重要で、情報系試験や実務でも頻出します。本記事では、それぞれの仕組みや違い、使い分けのポイントをWordPress用のSEOライティング調で解説します。
目次
アノードコモン型とは?
アノードコモン型(Common Anode)は、複数のLEDのアノード(+極)を共通に接続した方式です。共通端子を電源のプラス側に接続し、各LEDのカソード側をLOW(0V)に落とすことで点灯します。
つまり、制御側は「0(LOW)」を出力するとLEDが点灯するため、アクティブLOWの制御方式となります。
カソードコモン型とは?
カソードコモン型(Common Cathode)は、複数のLEDのカソード(−極)を共通に接続した方式です。共通端子をGNDに接続し、各LEDのアノード側にHIGH(電圧)を与えることで点灯します。
こちらは「1(HIGH)」を出力するとLEDが点灯するため、アクティブHIGHの制御方式となります。
両者の違いを比較
| 項目 | アノードコモン型 | カソードコモン型 |
|---|---|---|
| 共通端子 | アノード(+) | カソード(−) |
| 接続先 | 電源+ | GND |
| 点灯条件 | 出力LOW | 出力HIGH |
| 制御方式 | アクティブLOW | アクティブHIGH |
使い分けのポイント
どちらを選ぶかは、使用するマイコンやドライバICの特性によって決まります。電流の吸い込み(シンク)に強い回路ではアノードコモン型、電流の吐き出し(ソース)に向いている場合はカソードコモン型が適しています。
実務・試験での注意点
- 回路図で共通端子の接続先を必ず確認する
- 出力論理(HIGH/LOW)と点灯条件を混同しない
- 電流制限抵抗を忘れずに設計する
まとめ
アノードコモン型とカソードコモン型は、LED表示回路の基本となる接続方式です。共通端子の位置と点灯条件の違いを理解することで、回路設計や試験対策において確実に得点できる知識となります。電子回路を扱う上で、ぜひ押さえておきたい重要ポイントです。
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