物理構成図・論理構成図とは
物理構成図と論理構成図は、ITシステムの全体像を可視化するための代表的な設計資料です。
どちらもシステム構成を表す図ですが、表現する視点と目的が大きく異なります。
目次
物理構成図の概要
物理構成図とは、サーバ、ネットワーク機器、ストレージなど、
実際に存在するハードウェアや設置場所を中心に表した図です。
データセンターやラック配置、機器同士の接続関係などを視覚的に把握できます。
- サーバやルータ、スイッチなどの実機構成
- 拠点間接続や配線イメージ
- 冗長構成や障害点の把握
論理構成図の概要
一方、論理構成図は、システムの機能や役割、データの流れを中心に表現します。
物理的な機器構成には依存せず、アプリケーションやネットワークの論理的な関係を整理するのが目的です。
- Webサーバ・APサーバ・DBサーバなどの役割分担
- 通信経路やプロトコルの関係
- 利用者から見たシステム構造
物理構成図と論理構成図の違い
両者の最大の違いは「何を伝えたいか」です。
物理構成図はインフラ管理や運用向け、論理構成図は設計思想や機能説明向けに使われます。
同じシステムでも、目的に応じて両方の図を作成するのが一般的です。
実務・試験対策でのポイント
要件定義や設計フェーズでは論理構成図、
構築や運用フェーズでは物理構成図が重視されます。
情報処理技術者試験でも、両者の違いを理解して使い分けられるかが問われるため、
目的と視点をセットで覚えることが重要です。
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