IAIDとは?情報セキュリティを支える4つの基本要素
IAIDとは、情報セキュリティやアクセス制御の分野で用いられる概念で、
Identification(識別)、
Authentication(認証)、
Authorization(認可)、
Identification/Accountability(追跡・責任追及)
の頭文字を取ったものです。利用者を正しく管理し、不正利用を防ぐための基本的な考え方として、ITパスポート試験や基本情報技術者試験でも重要視されています。
Identification(識別)
識別とは、「誰が利用しようとしているのか」を区別する段階です。ユーザーIDや社員番号などが代表例で、システムはまず利用者を一意に特定します。この時点では本人かどうかの確認までは行いません。
Authentication(認証)
認証は、識別された利用者が「本人であること」を確認する工程です。パスワード、ICカード、指紋認証、ワンタイムパスワードなどが用いられます。識別と認証は混同されやすいですが、役割は明確に異なります。
Authorization(認可)
認可とは、認証された利用者に対して「どこまでの操作を許可するか」を決定する仕組みです。一般社員は閲覧のみ、管理者は更新可能といった権限管理がこれに該当します。最小権限の原則を実現するために重要な要素です。
Accountability(追跡・責任追及)
追跡(責任追及)とは、誰がいつ何を行ったかを後から確認できるようにする仕組みです。操作ログや監査ログを取得することで、不正行為の抑止や原因調査が可能になります。可監査性の確保にも直結します。
IAIDの重要性
IAIDは単体ではなく、4つが連携することで強固なセキュリティを実現します。識別・認証で本人を確認し、認可で権限を制御し、追跡で不正を防止するという流れは、現代の情報システムに不可欠です。
まとめ
IAIDは、利用者管理とアクセス制御の基本概念です。システムセキュリティを理解するうえで欠かせない考え方であり、試験対策だけでなく実務でも頻繁に登場します。4つの要素の違いと役割をセットで押さえておきましょう。
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