基底表とは?意味・目的・決定表との違いをわかりやすく解説
基底表(きていひょう)とは、決定表(ディシジョンテーブル)を簡略化し、必要最小限のルールだけを整理した表のことです。
主にシステム設計やテスト設計、業務ルール整理の場面で用いられ、情報処理技術者試験でも頻出の用語として知られています。
基底表の概要
決定表は「条件」と「動作(結果)」の組み合わせを網羅的に整理できる一方で、
条件が増えるとルール数が爆発的に増加し、管理が難しくなるという欠点があります。
そこで、意味的に同一となるルールや不要な条件を整理・統合したものが基底表です。
基底表が必要とされる理由
システムや業務ルールには、実際には影響を与えない条件や冗長な分岐が含まれていることがあります。
基底表を作成することで、以下のような効果が得られます。
- ルールの重複や矛盾を排除できる
- 仕様の抜け漏れを防止できる
- テストケース数を適切に削減できる
- 設計書や業務仕様の可読性が向上する
決定表と基底表の違い
決定表は「すべての条件組み合わせ」を原則として表現しますが、
基底表は結果に影響しない条件を削除し、本質的な判断ルールだけを残す点が特徴です。
つまり、基底表は決定表を最小化した形といえます。
基底表の作成手順
基底表は、以下の手順で作成されるのが一般的です。
- 業務や処理内容を決定表として整理する
- 同じ結果となるルールをグループ化する
- 結果に影響しない条件を削除する
- 最小限の条件と動作で再構成する
基底表の活用例
基底表は、業務アプリケーションの仕様設計やテスト設計で多く活用されます。
例えば、料金計算や割引判定、承認フローなど、
条件分岐が複雑な処理を整理する際に有効です。
また、テスト工程では基底表をもとに必要十分なテストケースを抽出できます。
試験対策としてのポイント
情報処理技術者試験では、「基底表=決定表を簡略化したもの」という理解が重要です。
特に「不要な条件を排除する」「結果が同じルールを統合する」といったキーワードは
選択肢問題で狙われやすいため、確実に押さえておきましょう。
まとめ
基底表は、複雑な条件分岐を本質的なルールに整理するための有効な手法です。
決定表の網羅性と、基底表の簡潔性を使い分けることで、
システム設計やテストの品質と効率を大きく向上させることができます。

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