0アドレス方式とは
0アドレス方式とは、CPUの命令形式において、
オペランド(演算対象)のアドレスを一切指定しない方式です。
演算に必要なデータは、あらかじめ決められた場所から自動的に取得されます。
主にスタック型CPUで採用される代表的なアドレス方式です。
目次
0アドレス方式の仕組み
0アドレス方式では、演算対象のデータをスタックに積み上げて管理します。
演算命令が実行されると、スタックの最上位(トップ)にあるデータが自動的に取り出され、
演算結果は再びスタックに格納されます。
そのため、命令中にアドレスを明示的に記述する必要がありません。
命令例
例えば「ADD(加算)」命令では、スタックから2つの値を取り出して加算し、
結果をスタックに戻します。この一連の流れは命令だけで完結します。
0アドレス方式のメリット
- 命令が短く、命令語長を削減できる
- 命令形式が単純で、ハードウェア構成が簡潔
- コンパイラ設計が比較的容易
アドレス指定が不要なため、メモリ使用量の削減や処理効率の向上が期待できます。
0アドレス方式のデメリット
- スタック操作が頻繁に発生し、処理が増える場合がある
- ランダムアクセスが難しく、柔軟性に欠ける
- プログラムの可読性が低下しやすい
特に複雑な処理では、スタック操作が多くなり効率が下がる点に注意が必要です。
他のアドレス方式との違い
1アドレス方式や2アドレス方式では、命令内でオペランドのアドレスを指定しますが、
0アドレス方式では暗黙的なアドレス指定が行われます。
この点が最大の特徴であり、スタック型アーキテクチャと密接に関係しています。
試験対策・実務でのポイント
0アドレス方式は、情報処理技術者試験などで頻出の概念です。
「スタック型CPU」「命令にアドレスを含まない」というキーワードを押さえることで、
確実に得点につなげることができます。
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