デッドロックとは?原因・発生条件・対策をわかりやすく解説
デッドロック(Deadlock)とは、複数の処理やプロセスが互いに資源の解放を待ち続け、
その結果、すべての処理が停止してしまう状態を指します。
主にオペレーティングシステムやデータベース、並行処理の分野で重要な概念です。
目次
デッドロックの基本的な仕組み
デッドロックは、複数のプロセスがそれぞれ必要な資源を一部ずつ保持し、
他のプロセスが持つ資源を待ち続けることで発生します。
互いに譲らない状態が続くため、処理は前に進まず、
外部からの介入がない限り解消されません。
デッドロックの4つの発生条件
デッドロックは、次の4条件がすべて同時に成立したときに発生します。
これらは「デッドロックの必要条件」として知られています。
- 相互排他:資源が同時に複数のプロセスから利用できない
- 保持と待ち:資源を保持したまま、他の資源を要求する
- 非奪取:他のプロセスから強制的に資源を奪えない
- 循環待ち:資源要求が循環構造になっている
デッドロックの具体例
データベース処理では、トランザクションAがテーブルXをロックし、
トランザクションBがテーブルYをロックした状態で、
互いに相手のロック解除を待つとデッドロックが発生します。
この場合、どちらの処理も完了できません。
デッドロックへの主な対策
デッドロックを防ぐためには、以下のような対策が取られます。
- 資源の取得順序を統一し、循環待ちを防ぐ
- 一定時間待っても取得できない場合に処理を中断する
- デッドロック検出機能を用いて、強制的にトランザクションを終了させる
- 必要最小限の資源のみをロックする設計にする
まとめ
デッドロックは、並行処理やトランザクション管理において
避けて通れない重要な問題です。
発生条件を理解し、設計段階から適切な対策を講じることで、
安定したシステム運用につながります。
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