こんにちは。今回はこんなテーマでやっていきます。
待ちグラフ(Wait-for Graph)は、並行処理やデータベースで発生する「誰が誰を待っているか」を可視化するためのグラフです。
ノードはプロセス(またはトランザクション)を表し、有向辺は「AがBの資源を待っている」ことを示します。
デッドロック検出や性能分析で広く使われる重要な概念です。
目次
待ちグラフの基本構造
- ノード:プロセス/トランザクション
- 有向辺:待ち関係(A → B は A が B を待つ)
- サイクルの検出:グラフにサイクルが存在する場合、デッドロックの可能性が高い
実務での使い方とメリット
データベース管理者やOSエンジニアは待ちグラフを用いてデッドロックを検出・解析します。リアルタイムの監視やログ解析によって、どのトランザクションがボトルネックか、どのリソースが競合しているかを特定できます。可視化することで原因追跡が速くなり、復旧方針(タイムアウト、キル、ロールバック)を決定しやすくなります。
注意点・対策
- スケール:大規模システムではノード数が膨大になりやすく、サイクル検出のコストに注意
- 一貫性:一時的な待ちを誤検出しないよう、観測ウィンドウや閾値設定を工夫する
- 予防策:ロック順序の統一、タイムアウト設定、楽観的同時実行制御(OCC)などでデッドロックを減らす
最後に
待ちグラフはデッドロック解析と性能改善に直結する強力なツールです。
監視・可視化・対策の三点セットで運用すれば、並行処理の信頼性と応答性を大きく向上させることができます。
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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