LOC法とは?ソフトウェア規模を測る代表的な見積り手法を解説
LOC法(Lines of Code法)とは、ソフトウェアの規模を「プログラムの行数」で測定し、開発工数やコストを見積もる手法です。古くから使われている代表的なソフトウェア見積り方法の一つで、情報処理技術者試験でも頻出の用語として知られています。
LOC法の基本的な考え方
LOC法では、作成するプログラム全体のソースコード行数(LOC)を見積もり、その規模に応じて開発工数、人員、期間、コストを算出します。一般的には、1人月あたりに作成可能な行数(生産性)を基準に見積りを行います。
例えば「1人月あたり1,000行書ける」という前提があれば、10,000行のプログラムは10人月と見積もることができます。
LOC法の特徴
LOC法は考え方がシンプルで、数値として直感的に理解しやすい点が特徴です。また、過去の実績データが豊富にあれば、比較的精度の高い見積りが可能になります。
LOC法のメリット
- 概念が単純で理解しやすい
- 過去の開発データを活用しやすい
- 計算方法が明確で説明しやすい
特に、同一言語・同一開発環境での実績が蓄積されている場合、LOC法は有効な見積り手法となります。
LOC法のデメリット
一方で、LOC法にはいくつかの課題もあります。最大の問題点は、プログラミング言語や記述スタイルによって行数が大きく変わることです。
- 高水準言語ほど行数が少なくなりやすい
- コーディング量が多いほど評価が高くなる誤解を生む
- 設計やテストなど、コードを書かない作業が評価されにくい
このため、開発初期段階では正確な見積りが難しいという欠点もあります。
他の見積り手法との違い
LOC法は「量(行数)」を基準にするのに対し、ファンクションポイント法(FP法)は機能の数や複雑さを基準に規模を測定します。そのため、要件定義段階ではFP法、詳細設計以降ではLOC法が使われることもあります。
情報処理技術者試験でのポイント
試験では「ソースコード行数を基準とする見積り手法はどれか」といった形で出題されることが多く、LOC=Lines of Codeと結び付けて覚えることが重要です。
まとめ
LOC法は、ソースコードの行数を基準にソフトウェア規模や工数を見積もる、伝統的でわかりやすい手法です。メリット・デメリットを理解し、他の見積り手法と使い分けることで、より現実的なプロジェクト管理が可能になります。
(キーワード:LOC法、Lines of Code、ソフトウェア見積り、工数見積り、プロジェクト管理)
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