LPWA・BLEとは
LPWAとBLEは、いずれもIoT(モノのインターネット)分野で利用される代表的な無線通信技術です。
どちらも低消費電力を特徴としていますが、通信距離や用途には大きな違いがあります。
目次
LPWA(Low Power Wide Area)とは
LPWAは「Low Power Wide Area」の略で、
低消費電力かつ広範囲通信を実現する無線通信方式の総称です。
数km〜数十kmといった長距離通信が可能で、電池駆動の端末でも
数年単位の運用ができる点が特徴です。
代表的なLPWA技術には以下があります。
- LoRaWAN
- Sigfox
- NB-IoT
スマートメーター、環境センサー、物流トラッキングなど、
少量のデータを広範囲から送信する用途で多く利用されています。
BLE(Bluetooth Low Energy)とは
BLEは「Bluetooth Low Energy」の略で、
Bluetooth規格の一種です。従来のBluetoothに比べて
消費電力を大幅に抑えた近距離通信が可能となっています。
通信距離は数m〜数十m程度ですが、スマートフォンやPCに標準搭載されているため、
導入しやすい点が大きなメリットです。
BLEは以下のような用途で利用されます。
- ウェアラブル端末
- ビーコンによる位置情報配信
- スマート家電との連携
LPWAとBLEの主な違い
LPWAとBLEの違いを整理すると、以下のようになります。
| 項目 | LPWA | BLE |
|---|---|---|
| 通信距離 | 数km〜数十km | 数m〜数十m |
| 消費電力 | 非常に低い | 低い |
| 通信速度 | 低速 | 比較的高速 |
| 主な用途 | 広域IoT | 近距離IoT |
使い分けのポイント
LPWAは「広い範囲・少量データ」、
BLEは「近距離・リアルタイム連携」に向いています。
そのため、都市インフラや屋外設備にはLPWA、
スマートフォン連携が必要な機器にはBLEといったように、
用途に応じた選択が重要です。
まとめ
LPWAとBLEは、どちらも低消費電力を特徴とするIoT向け通信技術ですが、
通信距離や利用シーンは大きく異なります。
それぞれの特性を理解し、目的に合った通信方式を選択することが、
IoTシステムを成功させる重要なポイントと言えるでしょう。
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