Putnamモデルとは?ソフトウェア開発工数を見積もる代表的モデルを解説
Putnamモデルとは、ソフトウェア開発における工数・期間・生産性の関係を数式で表現した見積りモデルです。ソフトウェア工学の分野で広く知られており、情報処理技術者試験やシステム開発の基礎知識として頻出する用語の一つです。
Putnamモデルの概要
Putnamモデルは、ソフトウェア開発の生産性を定量的に把握することを目的として提唱されました。開発に投入する人員や期間を調整することで、成果物の規模や品質にどのような影響が出るかを分析できます。
このモデルは、開発期間を無理に短縮すると必要工数が急激に増加するという現実的な特性を示している点が特徴です。
Putnamモデルの基本式
Putnamモデルでは、以下のような関係式が用いられます。
S = C × E1/3 × T4/3
- S:ソフトウェア規模(例:KLOC)
- E:総工数(人月)
- T:開発期間
- C:生産性係数
この式から、開発期間Tを短くすると、総工数Eが大きく増加することが分かります。
Putnamモデルの特徴
- 工数・期間・規模の関係を数式で表現できる
- 短納期開発のリスクを定量的に示せる
- 大規模ソフトウェア開発に向いている
COCOMOモデルとの違い
ソフトウェア工数見積りモデルとして有名なものにCOCOMOモデルがあります。COCOMOが主に規模から工数を算出するのに対し、Putnamモデルは工数と期間のバランスに重点を置いている点が違いです。
そのため、スケジュール調整や人員配置の検討にPutnamモデルが活用されることが多くあります。
Putnamモデルの活用例
Putnamモデルは、プロジェクト計画段階での要員計画や納期検討に利用されます。「人を増やせば早く終わる」という誤解を防ぎ、現実的なスケジュール策定を支援します。
まとめ
Putnamモデルは、ソフトウェア開発における工数・期間・規模の関係を明確に示す見積りモデルです。短納期化のリスクを定量的に理解できる点が大きな特徴であり、プロジェクト管理や試験対策としても重要な知識と言えるでしょう。
(キーワード:Putnamモデル、工数見積り、ソフトウェア開発、生産性、プロジェクト管理)
コメント